以前投稿の方の症例に似ているのですが - たもつ 2010/01/18(Mon) 21:09:50 No.85
├ Re: 以前投稿の方の症例に似ているのですが - NAPIO 2010/01/19(Tue) 09:18:42 No.87
├ Re: 以前投稿の方の症例に似ているのですが - たもつ 2010/01/19(Tue) 19:32:45 No.88
├ Re: 以前投稿の方の症例に似ているのですが - NAPIO 2010/01/20(Wed) 11:56:17 No.89
└ Re: 以前投稿の方の症例に似ているのですが - たもつ 2010/01/20(Wed) 20:53:37 No.90
下顎6番の近心根の無症状のPerの感根治を開始したところ打診痛、自発痛ともに生じどうすればよいかの相談です。
症例ですが、
下顎6番の近心根の大きなPerです。
もともとFCKが入っており、根充は半分程度しかはいっておりませんでした。
まずPer のある近心頬側と舌側の根充材を全てとって穿通までがんばろうかと思ったのですが、残髄があり、またかなり狭窄していたので、初回は開くところまでで水酸化カルシウムをいれ様子を見ることにしました。
しかし、穿痛どころかまだ根尖までかなり距離のあるところまでしか開いていないにも関わらず、1週間後に打診痛自発痛が出てきました。
痛みが激しいので、水酸化カルシウムを全てとり、J−Openとしたんですが、3日経っても症状はとれません。
残髄しているかなり狭窄した根管に水酸化カルシウムを入れたのが症状の原因かとも考えています。
その次の来院で、まず残髄だけでもなくそうと麻酔をしてすこし拡大し、ペリオドンを入れてあるまでが現在の状態ですが、なんどやっても穿痛はできませんし、自発痛打診痛もあります。
投薬も抗生剤含めしております。
自分の治療計画では、もうしばらく根治をがんばってみる予定ですが、穿通ができない上に症状もとれなければヘミセクションを考慮すべきか悩んでおります。
こういった場合の対処法をよろしくお願いします。こんにちは。
フレアアップを起こし、炎症が骨内期に移行したものと想われます。
この場合は患歯の安静化と抗生剤等の徹底した投与がメインとなるはずです。
その間の根管治療もあまり物理的化学的刺激を与えないようにすべきでしょう。
また根管からの排膿がないのですから、髄室部をオープンにする必要は
ありません。ただし仮封は髄腔に過剰な圧をかけないように行います。
下顎6番の近心根における根管の尖通ですが、まず頬側根管と舌側根管に
対し同時にファイルを入れ、そのファイルの頰舌的な傾きを確認して下さい。
頬側根管が舌側方向に、舌側根管が頬側方向に向かうなら、その間にある
イスムスを超音波チップで慎重に除去していきます。
この場合、根管内側(遠心壁)は極力削らず、外側(近心壁)だけを削る
ような感覚で除去します。
内側壁でストリッピングを起こしてしまうことがありますので、この作業は
くれぐれも慎重に行って下さい。
イスムスを除去することで斜めに傾いていたファイルが垂直に向かうと
尖通しやすくなります。大変詳細なご回答ありがとうございます。
先生でしたらしばらく症状が安定するまでの場合、貼薬や仮封などは何でされますでしょうか?無貼薬で、仮封はカッパーシールセメントで行っています。カッパーシールセメントというのは初めて知りました。
早速調べてみます。
迅速なご意見ありがとうございます。
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